事例紹介
風力発電・太陽光発電システムをご活用頂いているお客様の導入事例をご紹介します。
太陽光発電
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財団法人 元興寺文化財研究所様 ソーラーパネル搭載文化財輸送診断ハイブリッドトラック |
名 称 |
財団法人 元興寺文化財研究所 様 |
場 所 |
奈良県奈良市 |
設置時期 |
2010年10月 |
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元興寺分化財研究所様開発の文化財診断・搬送用トラック「シバラ2号」にソーラー独立電源システムを装備した。 発電した電気は、庫内空調システムおよび搭載された輸送環境モニタリングシステムの電源として使用される。 システムに搭載されたバッテリーへの充電は、ソーラーからの充電に加え、走行充電およびフェリーボート内等でのAC200V、AC100V電源での補助充電が出来る。 快晴日にフルで日射を受けた場合、約2,700Wh/日の発電が見込まれる。バッテリー蓄電容量9600Wh。
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システム構成 |
ソーラーモジュール |
多結晶シリコン、最大出力195W × 4 |
充電コントローラー |
MPPTコントローラー 60A、150VDC |
液晶メーター |
MPPT用液晶ディスプレーメーター |
バッテリー |
ディープサイクル DC12V、200Ah (20時間率)、AGM密閉型 × 4 |
DC/ACインバーター |
AC100V/DC24V、AC200V/DC24V 連続出力 3000W |
インバーターリモコン |
2台 |
AC充電器 |
AC100V/200V、DC12-48V、30-15A |
DC/ACインバーター |
AC100V/DC24V 連続出力200W (キャブ内電源用) |
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元興寺文化財研究所は、文化財の診断、搬送用トラック「シバラ2号」を開発した。シバラ2号は、日野ハイブリッド4トントラックに新規開発の免震装置、ソーラー発電完全空調システム、輸送環境モニタリングシステムを搭載した
文化財にも地球環境にも優しい文化財輸送診断車だ。
免震装置
従来のエアーサスペンション仕様に加えて、新たに研究開発した免震装置を実装、貴重な文化財はもとより可搬型の診断用精密分析機器の安全な輸送を考慮して振動を最小限に抑える。(エーエス社製)
ソーラー独立電源完全空調システム
美術品の輸送において温湿度等の蔵置周囲環境の管理は重要なファクターであるが、従来の美術品輸送車の庫内空調システムは、夜間の空調ができない不完全なシステムであった。シバラ2号は、ソーラー独立電源システムを装備することによりソーラーベンチレーションシステムとリモートエアコンシステムによる温湿度の24時間集中管理空調システムを実現した。移動先の温湿度を確認し、このシステムにより移動中に庫内環境を徐々に目的地の環境に合わせてゆくことで文化財に急激なストレスをかけずに搬出入が可能となる。また、長距離の文化財輸送も安全に行うことができる。診断用精密分析機器も安定した環境下で使用可能だ。
(トランテックス、守谷ダイキン、桐生、ロータス)
ハイブリッドトラック
文化財輸送車として新規開発のエアーサスペンション仕様の4トン トラックとして国内初のパイブリッド車を日野自動車と共同開発した。ソーラー独立電源用のバッテリーに走行充電もかけられるように専用オルタネーターも装備。
(日野自動車製)
輸送環境モニタリングシステム
走行時の文化財の安全を確保し、データを蓄積する目的で文化財の輸送環境をモニタリングできるシステムを開発した。輸送時の振動加速度、荷室内外の温湿度を記録するとともに赤外線サーモグラフィによる荷室内の温度環境やWEBカメラによる文化財の状態監視(GPSやバックモニタによる路面映像)、
およびソーラーパネルの発電量の管理を一元管理できるモニタリングシステムを実装。
(松浦電弘社)
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